2018年2月1日木曜日

カンテレ

The kantele is a traditional Finnish and Karelian plucked string instrument.
カンテレはフィンランドやカレリアなどで愛用されている伝統的な弦楽器。
伝統的なカンテレ Kantele 10string
伝統的なカンテレ
伝統的なカンテレは、5本~10本ほどの弦が張られている。小柄なので、両手で抱えて演奏する。

フィンランドのコンサート・カンテレ concert kantele
近代的な構造のコンサート・カンテレ
Modern concert kantele can have up to 40 strings, have a switch mechanism  for making sharps and flats
近代的なカンテレは弦が40本ほどあり、演奏中でも音程を調整(半音高く、半音低く)できる構造が組み込まれている。
ボディが大きいので、抱えて演奏するのはムリ。机の上に置いて演奏する。

ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ