2016年5月20日金曜日

ビチトラ・ヴィーナ

インドの楽器 ビチトラ・ヴィーナ
ビチトラ ヴィーナ
インドのヴィーナ(Veena)は、「弦楽器全般」を表す名前。ギターの様に抱えて弾くもの、背中に背負って弾くもの、弓で弦を擦るものなどインドにはたくさんの種類のヴィーナがある。
こんな中で、ビチトラ・ビーナはスライド奏法を取り入れた楽器だ。スライド奏法は弦楽器の演奏方法としてはとりたてて特殊ではないが、インドでは珍しい。弦に棒などを押し当てて弦の振動長変える方法で、なめらかでクネクネした音を出すことができる。ビンの首の部分を使ったことによりボトルネック奏法とも言われている。
ビチトラ・ヴィーナの場合、左手で弦に押し当てているのは棒ではなく玉。ニワトリの卵みたいな大きさで、材質はガラスだって。

ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する(右のイラストには描いてないけど)。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。