2015年6月11日木曜日

コラ

西アフリカのコラ KORA
西アフリカのコラ

横浜港の横浜ベイブリッジ、瀬戸内海の多々羅大橋。これらは広義では吊り橋であるが、正しくは「斜張橋(しゃちょうきょう)」といって、主塔から直接複数のロープが桁(道路の部分)につながっている

アフリカには斜張橋のように弦を張った楽器がある。背の高い主塔(?)が縦方向に複数の弦を受けている西アフリカのコラ
この楽器をギターなどの仲間としてリュート型撥弦楽器という記述を見かけるが、弦の張り方や演奏方法からして、ハープの仲間である。楽器全体の形は確かにリュート型のように見えるが、弦の長さを調節しながら演奏するわけではないものね。

コラは、西アフリカ(セネガルやガンビア)で使われている伝統的な民族楽器。
音響ボディは、大きな瓢箪を半球状に切り取って皮を張ってある。飛行機の操縦桿に似た取っ手が二つあって、左右それぞれを握りつつ親指と人差し指で弦をはじく。
伝統的な演奏者は、グリオと呼ばれる吟遊詩人で、英雄伝や日常の生活情報など語る。

ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する(右のイラストには描いてないけど)。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。