2014年10月5日日曜日

ムベト

アフリカの楽器:ムベト (Mvet)
ムベト (Mvet)
植物の実を共鳴胴に使う楽器は世界中いたるところにあるが、アフリカはヒョウタンを共鳴器にするのが得意。打楽器にも弦楽器にもヒョウタンは活躍している。

ムベトは、アフリカ、 ガボン/赤道ギニアの民族楽器。ヒョウタンは3つであったり4つであったりする。
特徴的なのは弦の張り方。背の高いブリッジ・・・ブリッジの名の通り、これこそブリッジ! というブリッジが中央に立っている。ちょうど吊り橋のよう(斜張橋というのが正しいらしい)。
この形ゆえに、弦をはじく場所が2箇所にある。胸のあたりに抱えて、それぞれ左手・右手を使って弦をはじく。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する(右のイラストには描いてないけど)。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。